Webastaでの連載「戦争の歌がきこえる」が更新されましたので、ご案内します。
最終回のテーマは、社会的忘却(social forgetting)です。
「社会的忘却」の特徴は、グループ内で同じ事柄を忘れている(あるいは意識的・無意識的に無視する)という点である。ひとりがあることを忘れ、別の人が他のことを忘れるのではなく、そのグループに属する「誰もが」「同じことを」忘れているのである。「記憶の穴(メモリーホール)」と表現されることもあり、それはまさに当時の私が抱いた感覚だった。
ただ、「社会的忘却」は「個人の記憶」と共存することがある。つまり、社会のほとんどの人は忘れても、ある人たちは覚えている、という場合があるのだ。そして、その個人の記憶が社会的に共有され、認識されることもあれば、抑圧され、隠されてしまうこともあるという。
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