柏書房のwebマガジン「かしわもち」に記事を投稿しました。戦後75周年、戦争経験者の多くが亡くなっていく中、どのように記憶をつなぐかが問われています。でも、その前にまず、私たちの知っている第二次世界大戦を越えて、この歴史的出来事を見つめる必要があると思います。
下記の記事では、日本人やアメリカ人が語り継いできた第二次世界大戦の集合的記憶(コレクティブ・メモリー)とは異なる視点を取り上げました。
♦ これから友になるかもしれない人たちへ~私たちの知る第二次世界大戦を越えて
https://note.com/kashiwashobho/n/n95c65fd2035f
♦ 向き合いたくない記憶~ホロコースト記念博物館で感じたこと
新聞の、本の紹介記事を見てすぐ読みました。音楽療法士がホスピスでたまたま体験した貴重な体験談と思って読んだのですが、引き込まれて一気に読んでしまいました。一つの章ごとに貴重な話しですが、著者はそれを構成して第二次世界大戦の多面的な様相、そして多面的な歴史認識の違い、他者側への理解の必要性といった歴史的、哲学的な視点まで及んでいます。第二次世界大戦全体にわたる豊富な理解もされています。 本に記載されている参考文献の中に吉田 裕、家永三郎、加藤陽子、丸山真男、ジョン=ダワー、フランクル等かって読んだ作者も多く親しみを感じました。また私は団塊世代で、戦争体験者の子の世代ですが、孫の世代の著者がグローバルな視点に立ったこのようなすばらしい本を執筆された事に大きな驚きと喜びを感じました。
阿部さん、はじめまして。メッセージありがとうございます。ご感想、とても嬉しいです。感謝いたします。