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音楽療法日記|グリーフサポートと終末期ケア|佐藤由美子

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日米の新型コロナウイルス対策から見る、「CDC」の重要性

新型コロナウイルス「起こるかどうかの問題ではなく、いつそれが起こるかの問題だ」

数日前、CDC (Centers for Disease Control and Prevention、米疾病対策センター)が新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が米国でも拡大するすると警告を出した。

その日、トランプ政権は影響を実際より軽く見せるために、全てが「アンダー・コントコール」と発言。そしてさらにトランプ大統領は、新型コロナウイルスへの対応への批判は「新しいデマだ」と反論した。

では、アメリカ国民はどちらを信じたか? CDCの警告かトランプ政権の発言……?

昨日スーパーに行った際、買い物客の多くが新型コロナ対策の備えをしていた。今は「パニック」になってはいけないが「準備」が必要である、というCDCの専門家の意見を大抵の人が真剣に受け止めたようだ。

ワシントンポスト紙はこれまでトランプ大統領の「嘘」の回数を数えているが、2020年1月の時点で1万6千回を超えたらしい。こういう危機状態のときに、彼を信じる国民が少ないわけだ。

新型コロナウイルスのような公衆衛生の問題が起きたとき、政府への信頼が薄いと大変なことになると今回強く感じた。日本政府の対応を見ていても、transparency (透明性)が欠けているし、新聞等を読んでも現状が伝わってこない。これでは国民はパニックになってしまう。

アメリカの国民もメディアも政府の発言は知っているが、実際に耳を傾けているのはCDCからの情報だと思う。CDCはアメリカ合衆国連邦政府機関ではあるが、専門家による独立したシステムで、信頼性が高い。ホームページには新型コロナウイルスに関する最新情報が掲載されていて、一般市民、医療関係者、学校、コミュニティなどに向けた情報がアップデートされている。

日本にもこのようなシステムがあれば、対応がもっとスムーズにいくだろうし、国民に正しい情報が伝わり、安心感にもつながると思う。

神戸大学感染症内科教授の岩田健太郎医師も「日本版CDC」の必要性を訴えている。

感染症の流行に対応して、意思決定できる専門家による独立したシステムが必要。プロフェッショナルなものでなければならないし、権限、自治権があり、明確に独立していないといけない。

~ 岩田教授が訴えた「日本版CDC」の必要性 専門家が「科学的意思決定」できる組織を

アメリカだけではなく、韓国にも「疾病管理本部」というCDCのような組織があり、中国には “China CDC” が発足しているという。今回の出来事から学び、日本にもCDCのような組織を作ってほしい。

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