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音楽療法日記|グリーフサポートと終末期ケア|佐藤由美子

グリーフサポートと音楽療法|人生の最期に聴く音楽

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Home » 音楽療法について » 音楽療法の倫理綱領とは? 

音楽療法の倫理綱領とは? 

音楽療法にも「倫理綱領(Code of Ethic)」があることをご存じですか? 今回、このテーマでナラティブを書くことになったので、米国音楽療法学会の倫理綱領を見直しています。そこで目に留まったのが、下記の文章です。

offer services commensurate with training and corresponding scope(s) of practice(s), recognizing personal limitations.

自分の限界を認識し、トレーニングや実践の範囲に見合ったセラピーを提供する、という意味です。つまり、音楽療法士は自分にできることとできないことを認識する必要があり、そのためには「セルフ・アウェアニス(自己認識・気づき)」が大切だということです。

先月、表参道のLaClearで開催したセミナーでも、セルフ・アウェアニスが大きなテーマでした。これが欠けていると、いいセラピーが行えないばかりか、自分も疲れ果ててしまいます。

また、倫理綱領にはこんな文章もあります。

practice self-kindness and mindfulness and extend compassion to self if faced with feelings of inadequacy or failure.

失敗や力不足を感じた場合は、自分を思いやり、マインドフルネスを実践すること、という意味です。マインドフルネスという言葉は、近年よく耳にするようになりました。簡単に言うと、今現在起こっていることに注意を向け、気づきを高めるプロセスを指します。また、自分を思いやることができなければ他人を思いやることはできませんので、これも重要なことだと思います。

今回、倫理綱領を改めて読み直し、その目的はクライエントを守り最善のセラピーを提供するためだけではないと気づきました。倫理綱領は、セラピストの心身の健康のためにも大切なのです。

【参照】

The Code of Ethics of the American Music Therapy Association

 

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コメント

  1. 三井 徳明 says

    at

     この書き込みはとても意義があり考えさせる力を与える書き込みです。考える力をお与えいただきました。ありがとうございます。
     たとえ聖職者であっても罪な樹者にはなれません。そのため音楽療法士は天使で歯ありません。この世に住む者はすべて罪の性質を持つ一人の人間です。ですから人間的価値でものを判断性べきです、そのためブリーフ状態にあるクライエントや家族に対し背伸びして天使にならずまずは人間的価値観でやってはいけない行為を考え直すべきです。少なくとも自己を犠牲にする対応を避けるべきです。まず自分を大切にしクライエントやご家族様に適切な対応を施すべきだと思います。

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