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音楽療法日記|グリーフサポートと終末期ケア|佐藤由美子

グリーフサポートと音楽療法|人生の最期に聴く音楽

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Home » ポッドキャスト » 失語症とは? 平澤哲哉氏インタビュー

失語症とは? 平澤哲哉氏インタビュー

平澤哲哉

BLISS #8  Interview with Tetsuya Hirasawa

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失語症と認知症の違いとは?

皆さんは「失語症」という病気をご存じでしょうか? 私は音楽療法士の仕事を通じて、これまで多くの失語症の患者さんと接する機会がありました。でも、この病気についてよく理解していませんでした。

そのことに気づいたのは、言語聴覚士の平澤哲哉さんの講演会です。平澤さんは大学生のとき交通事故で失語症となり、その経験から言語聴覚士になった方です。現在は、山梨県を中心に在宅訪問ケアをされており、その活動はハートネットTVなどで紹介されています。

失語症は、脳卒中や頭のけがのため、脳の言語野が傷つくことによって起こります。文字を読んでも意味が分からない、思っていることを言い表す言葉が浮かばない、などの症状があります。周囲とのコミュニケーションが断ち切られ、孤立しがちです。絶望に陥ったり、引きこもったりする人が少なくありません。

ーハートネットTV「言葉のない世界で ー失語症とリハビリー」より

失語症は誤解の多い病気です。記憶障害ではないのに「認知症」と間違われたり、「会話がダメなら、筆談は?」とか「手話を覚えたら?」とか言われたりします。このような周りの対応が、失語症の人たちの回復の大きな妨げとなっているのです。

平澤哲哉さんの講演会資料より

平澤さんは多くの方に失語症について知って欲しいという願いから、講演や執筆活動をされています。ちなみに、失語症でうまく話せなかったり、字を読んだり書いたりすることができなくても、音楽を唄ったりする能力には支障がない人が多いです。そのため、音楽療法は失語症の人たちのリハビリに効果があります。音楽療法士の方にも失語症について理解を深めていただければと思います。

失語症者が求めているものとは?

平澤哲哉さんは、大学生の時に交通事故による脳外傷を受け、失語症を経験しました。失語症とは、脳卒中や頭のけがのため、脳の言語野が傷つくことによって起こる病気です。言葉がうまく喋れない、文字を読んでも意味がわからない、言葉を聞いてもよく理解できない、などの症状があります。周りとコミニケーションが図れず、理解してもらえないため、「孤独病」とも言われます。

平澤さんはつらい日々を経験した後、言語聴覚士となりました。現在は山梨県で訪問を専門に失語症の人々の元へ通っています。その様子は、NHKハートネットテレビなどで報道されています。

言語聴覚士は、speech therapistの略でSTと呼ばれます。脳卒中や脳外傷が原因で失語症などの言語障害で悩む患者さんに対し、専門的な訓練・指導を行い、機能回復や障害の軽減を図る専門職です。だからこそ、平澤さんの言葉に私は驚きました。

話しことばだけがコミュニケーションではありません。ことば以前の、もっともっと大切なものを忘れてはいけません。相手を思いやる心、相手と楽しもうとする心、相手のためになろうとする心が、失ったことばを補完すると言えるのです。

ー「失語症者、言語聴覚士になる」より

言語聴覚士の仕事は言葉の機能を回復することだけではなく、その人の生活を改善し、支えることにあります。リハビリテーションの理念を語るとき、「病気は治らなくても、人間らしく生きる権利を回復することはできる」と言うそうです。

現在でも失語症の症状があり、話すのは苦手だと語る平澤さん。失語症とはどんな病気なのか、言葉を失った人は何を求めているのか、お話を伺います。そして、失語症の人々を支える歌「言葉を越えて」を唄っていただきます。

平澤哲哉(ひらさわ・てつや)

在宅言語聴覚士。地域での失語症者、摂食・嚥下障害者への援助を積極的行っている。茅ヶ崎リハビリテーション専門学校言語聴覚学科非常勤講師。東山地区失語症友の会主宰。著書に、「失語症者、言語聴覚士になる」(雲母書房 2003/12)「失語症の在宅訪問ケア」(雲母書房 2005/10)「この道のりが楽しみ―“訪問”言語聴覚士の仕事」など。

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コメント

  1. テッシー says

    at

    私も脳外傷で失語症になりました。去年の5月です。いま再生医療が進歩して幹細胞の注射、点滴等で脳神経細胞を修復する治療法が厚労省承認の目前になってます(サンバイオのSB623(慶應大の岡野先生)、三菱ケミのMuse細胞(東北大の出澤先生)等)。是非平澤さんにご連絡頂き、厚労省に要望書などを送る事を検討して頂くようお伝え下さい。特にSB623の脳外傷患者治験がずいぶん前に完了して有効性が確認されたにも関わらず未承認なのは、脳卒中患者が数百万人に対し、脳外傷患者が数万人である事、脳外傷患者の患部の特定が困難(びまん性軸索損傷などがあるため)な事、のためだと思われます。ただ脳外傷患者が率先して治療することでデータ蓄積され(治療に消極的な患者は除く)、その後の脳卒中等の脳損傷患者の治療にも有益になる事を考えたら、一刻も早く承認する方が、現在・将来の人類の為になると思います。

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