私の恩師であるジム・ボーリング教授が、7月21日(金)に名古屋音楽大学で講演します。
講演のテーマにある「コンシャス・ドラミング」とは、何でしょうか?
私はこれまで、グリーフ(大切な人を失ったときに起こる身体上・精神上の変化)を経験している人たちを対象に、コンシャス・ドラミングを行ってきました。
このドラミングはボーリング教授が考え出したもので、そのきっかけとなった出来事はアメリカ同時多発テロ事件でした。
災害や死別などで喪失を経験した人たちがお互いを支え合うために、音楽を通じて何かできないか。そんな問いから生まれたのが、“コンシャス・ドラミング:心からのドラミング(Conscious Drumming: Drumming from the Heart)”です。
ボーリング教授の公開講座について詳しくは、名古屋音楽大学のサイトをご覧ください。
また、7月3日(月)には、ブライアン・エイブラムズ博士による公開講座も開催されます。彼はニュージャージー州にあるモントクレア大学で音楽療法を教えています。
数年前に彼の講演を聞いたとき、深く感銘を受けました。
エイブラムズ博士の公開講座については、こちらをご覧ください。
その他にも、7月9日(日)にはゲーイリー・アンスデル博士の講座、「ノードフロビンス音楽療法:人々とそのコミュニティを支援する音楽的アプローチ」が、7月12日(水)にはトリッシュ・ウィンター博士による、「高齢者と音楽療法」が開催されます。
先月各地で講演を行った際、参加者の皆さんからさまざまな相談を受けました。
中でも多かったのは、「音楽療法を勉強したいけど、迷っている」「音楽療法士だけど、もっと学びたい」というような内容でした。
また、「通信で音楽療法のクラスを取ったけど、最悪だった」とか、「音楽療法の講座を受けてみたけど、思ったのと違った」という声もありました…。
どこで何を学べばいいのか、どのような資格を取ればいいのか、悩んでいる方が多いようです。
今回の名古屋音楽大学での公開講座は、そのような方にとてもいい機会だと思います。名古屋近辺の方もそうでない方もぜひ足を運んでみてください。
公開講座は無料で、一般の方でも参加できます。
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