「ひとつだけ後悔があるの」 ある日、時子さんが言った。 「私の人生を、書き留めておけばよかった……」 思いがけない言葉だった。 沖縄戦を経験し、戦後アメリカに移住した時子さんは、戦争の経験を人に語ることはなかった。息子さんにさえ、つらい過去を明かすことはなかったのだ。だからこそ … [もっと読む...] about 沖縄戦を生きのびた患者さんが死ぬ前に後悔したこと
終末期ケアの音楽療法
『ミュージックセラピスト』の収録を終えて
先日、NHKオーディオドラマ『ミュージックセラピスト』の収録のため、NHK放送センターに行ってきました。 収録日の朝スタジオで、ドラマの中で使われる歌を7曲ほどギターやピアノの伴奏で唄いました。その後、役者さんたちの収録に立ち会わせていただきました。 オーディオドラマの出演者の数は大抵8、 … [もっと読む...] about 『ミュージックセラピスト』の収録を終えて
NHKオーディオドラマ『ミュージックセラピスト』
FMシアター「ミュージックセラピスト」 『ラスト・ソング 人生の最期に聴く音楽』(ポプラ社)を原作とした、NHKオーディオドラマが放送されます。題名は『ミュージックセラピスト』。ドラマには、本で書いていない患者さんとのストーリーや、私の子ども時代の話なども出てきます。本を読んでくださった方も、そうで … [もっと読む...] about NHKオーディオドラマ『ミュージックセラピスト』
アメリカのホスピスケア:日本では知られていない6つの事実
こんにちは。米国認定音楽療法士の佐藤由美子です。私は終末期医療を専門とする音楽療法士として、10年間オハイオ州シンシナティのホスピスで音楽療法を実践してきました。 音楽療法の現状が日本とアメリカで大きく違うように、終末期医療に関しても国によってたくさんの違いがあります。今日はアメリカのホスピスに関し … [もっと読む...] about アメリカのホスピスケア:日本では知られていない6つの事実
【書籍出版のお知らせ】12/2発売!「ラスト・ソング」
「ラスト・ソング ~人生の最期に聴く音楽」(ポプラ社) 佐藤由美子(著) 12月2日(火)出版 定価:1200円(税別) ブックデザイン・高柳雅人 イラストレーション・西淑 今年の春からずっと手がけてきたことを、皆さんに報告できるときが来ました。 12月2日( … [もっと読む...] about 【書籍出版のお知らせ】12/2発売!「ラスト・ソング」
音楽で癒すということ
「ダニエルを訪問してみてくれない?手の尽くしようがないのよ」 クリスマス前のある日、ベテラン看護師のジュディ―に呼びとめられた。ダニエルは、昨夜私の勤めるホスピス病棟に入院してきた、50代の男性だった。 「いくら薬を投与しても、ベッドから降りようとしたり、手足をばたつかせたりしているの。ド … [もっと読む...] about 音楽で癒すということ
「この病気に感謝してるんだ」ALSの患者さんの言葉
「この病気に感謝してるんだ」 ある日、スティーブが言った。思いがけない言葉だった。 スティーブはALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っていた。身体の自由はどんどん失われていくのに、意識だけははっきりと残る。ある意味、最も過酷な病気かもしれない。いずれ呼吸さえも困難になり、死にいたる。そんなおそ … [もっと読む...] about 「この病気に感謝してるんだ」ALSの患者さんの言葉






