先日の記事、「『看取り』から『見送り』へ-終末期ケアは誰のためのもの?」は多くの反響がありました。人生最期のケアについて考えるとき、患者さん本人の意思を尊重することが大切だという考えは、多くの人が共感することだと思います。 近年、なるべく自然に穏やかな最期を迎えたい、と望む人が増えているように思 … [もっと読む...] about 延命治療の代わりにできること
ホスピスと緩和ケア
「看取り」から「見送り」へ
アメリカのホスピスで10年間音楽療法士として働き、日本に帰国した当初、多くの人に聞かれた質問があります。 「今まで何人を看取りましたか?」 私には最初その質問の意味がわかりませんでした。「看取り」は日本語独特の表現で、英語にはない言葉だからです。 アメリカをはじめとする欧米諸国でより … [もっと読む...] about 「看取り」から「見送り」へ
病院に行く前に知っておきたい、「患者の権利」とは?
最近よく話題になる「セカンドオピニオン」。主治医以外の医師に診断や治療の意見を聞くことです。日本ではいまだに拒否反応を示す医師もいるそうですが、これは患者にある当然の権利です。 セカンドオピニオンのほかにも、さまざまな「患者の権利」があることをご存じですか? 欧米では当たり前のこととして考えられ … [もっと読む...] about 病院に行く前に知っておきたい、「患者の権利」とは?
緩和ケアを誤解していませんか?
「緩和ケア」とは、そもそも何でしょうか? WHO(世界保健聞機関)は緩和ケアをこのように定義しています。 緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、 … [もっと読む...] about 緩和ケアを誤解していませんか?
ホイットニー・ヒューストンの娘がホスピスに移送された理由
アメリカ人歌手のホイットニー・ヒューストンとボビー・ブラウンの娘、ボビー・クリスティーナ・ブラウン(22)が24日、ホスピス施設に移送されました。このニュースを聞いて、「なぜホスピスへ?」と思った方も多いのではないでしょうか。 ボビー・クリスティーナは1月31日、ジョージア州の自宅のバスタブで意 … [もっと読む...] about ホイットニー・ヒューストンの娘がホスピスに移送された理由
緩和ケア病棟は「死ぬ場所」ではなく「生きる場所」
緩和ケアのイメージ 「緩和ケア病棟」という言葉を聞いて、何を連想しますか? 「死を意味する場所」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。でも実際は、緩和ケア病棟は「死ぬ場所」ではなく、「生きる場所」です。 WHO(世界保健聞機関)は緩和ケアをこのように定義しています。 … [もっと読む...] about 緩和ケア病棟は「死ぬ場所」ではなく「生きる場所」
アメリカのホスピスについて知らなかった6つこと
こんにちは。米国認定音楽療法士の佐藤由美子です。私は終末期医療を専門とする音楽療法士として、10年間オハイオ州シンシナティのホスピスで音楽療法を実践してきました。 音楽療法の現状が日本とアメリカで大きく違うように、終末期医療に関しても国によってたくさんの違いがあります。今日はアメリカのホスピスに関し … [もっと読む...] about アメリカのホスピスについて知らなかった6つこと