• Skip to main content
  • Skip to secondary menu
  • Skip to primary sidebar
  • Skip to footer

音楽療法日記|グリーフサポートと終末期ケア|佐藤由美子

グリーフサポートと音楽療法|人生の最期に聴く音楽

  • 日記
  • プロフィール
    • 佐藤由美子
    • メディア掲載
    • 記事・論文
    • 執筆・講演依頼
    • 講演・セミナーの日程
  • よくある質問
    • 音楽療法とは?定義・実践・誤解をわかりやすく解説
    • 音楽療法のエビデンスと研究結果:科学的根拠を探る
    • グリーフとは?原因・症状・対処法をわかりやすく解説
    • 終末期ケアに関する質問
    • アメリカのホスピスとは?
  • ポッドキャスト
  • コンサルテーション
  • お問い合わせ 
  • ENGLISH
Home » グリーフ » 経験したからこそわかること

経験したからこそわかること

先日、「時代の犠牲になった彼らのために」という記事で、アメリカのホスピスで音楽療法士をしていた際に出会った、キャサリンという女性について書きました。戦争で婚約者がPOW(戦争捕虜)となってしまった彼女は、「喪失やグリーフ(悲嘆)は、経験するまでわからないことだと思うの」と言いました。

この記事に関して、ご家族を亡くした女性からこんな感想が届きました。

今回のキャサリンさんのお話、素敵でした。失ったものだからわかること。

今私たちに自由があるのも、親の世代の戦争の犠牲のもとに成り立っている。最近、特に思うのです。

日本では、少し前に人生会議というポスターで大批判がおこりました。私もあのポスターでフラッシュバックが起こり、不眠状態になりました。厚労省は一日で撤回したそうですが、その後あちこちで議論を呼びました。

私からすれば、あのようなポスターを貼ることに誰も異論はなかったのかと、よほど末期の患者を身近に持つ経験者がいなかったのだな、経験したからこそわかることだと感じました。

そして同時に、戦争とは別の形でまた私たち個人の命が国に管理されてしまう時代になるのではないか。そういう恐怖や危惧を覚えました。

人生会議のポスターのニュースは、私も見ました……。死や死に方 (death & dying) についてオープンに話し合いをすることは大切ですが、このポスターは思いやりや配慮に欠けている、と多くの方が感じたのではと思います。

彼女のメッセージはこう続きます。

何年か前に日本で有名な女性ピアニストの方が亡くなりました。その方は、医師に勧められた一番効果がある抗癌剤の副作用が手足のしびれだと知り、はっきり断ったそうです。

天皇陛下の前で弾かれる予定があったからかもしれません。その薬で、たとえ半年命が伸びても、ピアノが弾けなければ私でないと。そして、それよりは効果が少ないとみられる治療法を選んだそうです。確か陛下の前で弾かれてから亡くなったと記憶しています。

個人個人、何が一番大事で、そのために何を犠牲にすることができるのかを意思表示できるようにする。本来、人生会議はこのようなものだと思うのです。

彼女の言う通り、喪失やグリーフだけではなく、死ぬことや大切な人を見送ることも経験するまでわからないことなのかもしれませんね。

【関連記事】

時代の犠牲になった彼らのために

  • Facebook で共有 (新しいウィンドウで開きます) Facebook
  • X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X
  • 友達にメールでリンクを送信 (新しいウィンドウで開きます) メールアドレス

Reader Interactions

コメント

  1. 小野 みゆきら says

    at

    佐藤由美子様

    佐藤様の音楽療法を一度、福岡で聴かせて頂きました。 短い時間でしたが、病にかかり医療従事者側から患者様側になって、とても癒されたお時間でした🤗

    死ぬことや大切な人を見送ること、病気もそうですが…。
    おっしゃられるとおり、経験した者にしかわからない、言葉にならない何かがそこにはあります。 今患者様側になったことで、医療従事者としてではなく、1人の人として、患者様のおそばに少しでも居させて頂けるようにと感じるようになりました。
    人生会議のポスターは賛否両論あるようですが、本当に生きる期限が迫った方々やご家族にとっては、そして現実に見送った経験のある方々にとって、配慮が足りなさすぎてがっかりでした。

    読み込み中…
    返信
    • Sato Yumiko says

      at

      小野さん、こんにちは。お久しぶりです。コメントありがとうございます。本当に、自分がたどり着くまでわからないことが沢山ありますね…。小野さんの患者さんたちはラッキーだなと思います。

      読み込み中…
      返信

コメントコメントをキャンセル

最初のサイドバー

タイム誌に記事掲載 / TIME MAGAZINE

hate speech Japan

米誌に記事掲載 / Japanese Wikipedia

  • Bluesky
  • メール
  • Facebook
  • Instagram
  • LinkedIn
  • Youtube

Profile

プロフィール 

佐藤由美子(さとう・ゆみこ) バージニア州立ラッドフォード大学大学院音楽科を卒業 … 続きを読む about プロフィール 

MUSIC THERAPY

音楽療法とは?定義・実践・誤解をわかりやすく解説

MUSIC THERAPY RESEARCH

音楽療法のエビデンス

音楽療法のエビデンスと研究結果:科学的根拠を探る

GRIEF

グリーフ 悲嘆の症状

グリーフとは?原因・症状・対処法をわかりやすく解説

人気の投稿

  • 家族への「最期の贈り物」になる3つの言葉
    家族への「最期の贈り物」になる3つの言葉
  • 日本語版ウィキペディアにおける歴史修正主義の拡大と対策 
    日本語版ウィキペディアにおける歴史修正主義の拡大と対策 
  • 沖縄戦を生きのびた患者さんが死ぬ前に後悔したこと
    沖縄戦を生きのびた患者さんが死ぬ前に後悔したこと
  • ラスト・ソング
    ラスト・ソング
  • "Wounded Healer (傷ついた癒し手)" とは?
    "Wounded Healer (傷ついた癒し手)" とは?
  • 米国退役軍人「日本兵に親友を殺された、でも日本を愛している」
    米国退役軍人「日本兵に親友を殺された、でも日本を愛している」
  • アメリカのホスピスケア:日本では知られていない6つの事実
    アメリカのホスピスケア:日本では知られていない6つの事実
  • 日米の「ボランティア」の違いとは? 
    日米の「ボランティア」の違いとは? 
  • 死に逝く人は「死」を恐れない?
    死に逝く人は「死」を恐れない?
  • 自分の弱さを見せるということ 千田恵子氏インタビュー
    自分の弱さを見せるということ 千田恵子氏インタビュー

カテゴリー

  • BOOKS (2)
  • グリーフ (24)
  • セラピーのことば (11)
  • その他 (79)
  • ホスピスと緩和ケア (15)
    • アメリカと日本のホスピス (5)
    • 倫理と権利 (8)
  • ポッドキャスト (17)
  • 心のケアとメンタルヘルス (13)
  • 講演・セミナー (52)
  • 障害者 (5)
  • 音楽療法について (101)
    • 戦争と音楽 (12)
    • 終末期ケアの音楽療法 (57)
    • 認知症 (11)

タグ

がん (5) スピリチュアリティー (4) ユング (4) ラスト・ソング (26) 介護 (8) 倫理 (4) 失語症 (6) 子ども (6) 戦争の歌がきこえる (10) 死に逝く人は何を想うのか (14) 自殺 (4) 震災 (5) 音楽の力 (3) 音楽回想法 (7)

ブログ統計情報

  • 499,476 アクセス

Footer

  • HOME
  • BOOK
  • PODCAST
  • BLOG
  • ENGLISH

佐藤由美子の音楽療法日記に掲載の記事・写真の無断転載や無断コピーはご遠慮ください。

©2013–2026, Yumiko Sato. All rights reserved.

 

Copyright © 2026 · Magazine Pro on Genesis Framework · WordPress · ログイン

 

コメントを読み込み中…
 

    %d