高校生や大学生から進路相談を受けることが多い。「将来どんな道に進めばいいか」という内容だ。自分が何をしたいのか。これは生涯にわたる問いだと思う。
「誰もが有名になるわけではないが、誰もが偉大な人になれる。なぜなら、偉大さは奉仕によって決まるからだ」とキング牧師は言った。
Not everybody can be famous but everybody can be great, because greatness is determined by service.
~ Martin Luther King Jr.
「Service(サービス)」とは、日本語の「奉仕」に近い意味で、誰かのために何かすることや誰かを助けることを指す。それは自分の殻から抜け出し、他者のニーズに目を向けることから始まる。
私がホスピスの患者さんたちから学んだことは、地位、名声、財産、所有物など、この世で得たものは死ぬときに持って行けないということ。死んだ後この世に残るものは、自分が他人に与えたものだけだ。
在宅医の千場純先生も言っていた。
大それたチャレンジじゃなくてもいいんですけど、大事なことは思いやりなんですよね。だから何にチャレンジするかって言ったら、自分の私利私欲のためのチャレンジじゃなくて、誰かのことを思ってやるチャレンジが僕は一番いいんじゃないかなと思うんです。
ー「医療の主役は誰? 千場純氏インタビュー」より
ひとりひとりにできることは少ないかもしれないし、誰かのために何かをするには、大抵チャレンジが伴う。でもそれによって私たちは成長し、なりたい自分に近づくことができるのだと思う。
私は グリーフの辛い時期児童用聖書を手にしました
隣人を自分のように愛しなさいの言葉の解説が素敵でした
ある子供の家が火事で全焼しました
冬の寒い中庭石に呆然として座っている子供に
皆次々と洋服や食べ物を持ってきてくれました
その後子供の友達の一人がやってきて何も言わず隣に座って傍にいてくれました
子供は後になってあれが一番うれしかったといったそうです
「この人は何を欲しがっているのだろう」と考えることは愛です
自分がいいと思ってもそれは自分のエゴかもしれない
常に自分だったらどうしてほしいかなとちょっと想像力を働かせてみる
自分の頭の中に相手を思いやる時間を作る
わからなければ何かしてほしいことはある?と
相手に気を使う姿勢が大切なのですという解説でした
自分もそうなりたいと当時の心境をこの記事を拝読して再確認しました
ホームランが打てなくてもいい 双六のコマのように一つずつ
戻ってしまうこともあるかもしれない でも目を背けずに歩むことを止めなければ。
私も自分の殻から抜け出してできるようになりたいです