「音楽療法は嘘くさい!」とか「音楽療法なんて信じない!」という怒りのメッセージが届くことがあります。話を聞いてみると、彼らは音楽を聴くだけで「ガンが治る」とか「認知症にならない」という話をどこかで聞き、それを「音楽療法」だと勘違いして怒っているのです。
「音楽を聴くだけで〇〇〇になる」という話を皆さんも聞いたことがあると思います。嘘くさい話ですが、このような主張をしているのが医師や大学教授である場合が多いため、信じてしまう人も多いと思います。しかし、彼らの主張はエビデンス(科学的根拠)に基づくものとは言えません。それをあたかもエビデンスがあるかのように語っているのですから、驚きます。
国内では音楽療法に限らず、さまざまな医療の分野で似たようなことが起こっています。専門家が適当なことを主張するという行為が、一般の人に与えている影響は計り知れません。
私はアメリカでの活動が長いですが、アメリカでは医療従事者がでたらめなことを言うケースは少ないです。その理由は、大学、病院、学会の在り方が大きく影響していると思います。
詳しくは、「地域医療ジャーナル」の最新記事、「音楽療法士の視点から考える、エビデンスと倫理の問題」を参照ください(一か月無料のお試し購読ができます!)
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