猪狩裕史氏インタビュー
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音楽を通じて健康を支援する
今回のBLISS(ブリス)のゲストは、名古屋音楽大学准教授の猪狩裕史さんです。アメリカ東ミシガン大学で音楽療法を学んだ後、14年間日本で音楽療法を実践した猪狩さん。その後再び渡米し、ラッドフォード大学大学院で音楽療法修士課程を修了。現在は名古屋大学の音楽療法コースで、未来の音楽療法士を育てています。
「音楽療法は、音楽を用いた関係性を通した健康の支援」と猪狩さんは語ります。インタビューでは、教育現場で活躍している猪狩さんに、下記の項目について伺いました。
- 大学の音楽療法学科では何を学ぶの?
- 社会人編入、3年次編入とは何?
- 音楽療法士として必要な能力(コンピテンシー)とは?
- 音楽療法を勉強している学生の悩みとは?
- 心の傷を持っている人が音楽療法士を目指すことは可能?
- 音楽療法士がボランティアをするのは良いこと?
- 音楽療法士が仕事を見つけるために心掛けることは?
- 映画「パーソナルソング」が描いているのは音楽療法?
猪狩裕史(いがりゆうじ)
米国東ミシガン大学にて音楽療法学士取得。その後、14年間いがり音楽療法研究所代表として、発達障がいのある子供・成人を中心に、高齢者、精神障がいのある人との音楽療法・教育・レクリエーションを実践。更に障がいのある人とない人を音楽でつなぐ、コミュニティ音楽療法も実践。2012年から2014年に再度米国に留学し、ラドフォード大学・大学院にて、音楽療法の統合アプローチ「ミュージックカウンセリング」を卒論テーマに学ぶ。MS(科学修士、音楽療法専攻)。日本音楽療法学会認定音楽療法士。
HP: http://musictherapy.works/
Facebook: https://www.facebook.com/Yujiigarimtbc/
Twitter: @profigari
三井 徳明 says
今回のBLISSをすべて聴きました。すごくためになりました。日本音楽療法学会の理事には正しい音楽療法士の姿を知らない人もいます。また認定合格者の多くは音大卒であり芸術音楽には詳しいがポップ音楽をよく知らない人もいます。またピアノは最高水準ですがギターが弾けない人もいます。私が全国大会で質問したところ座長が凍り付いたことも知りました。療法であるから医学的知識は必要だと思います。しかし年齢を重ねた人に今から望むことはできません。その点は猪狩裕史先生もお気づきだと思います。今回私が提出した演題採用通知にも歴史的な発表に対し年代を伏せるようにと言った査読者のコメントがありました。それを見た私は目を疑いました。こんな人が演題採用判判定者かと思いました。
私が思うところでは今回も話題になりますが音楽リクリエーションでも音楽療法士で知識と技量を有する人とただ音楽をやっている人との違いを明白にひょうげんすべきだと思いました。私の知る人でも老人施設で音楽ボランティアをやっている人がいます。間違って音楽療法と言わないかとても心配です。日本では音楽療法士の身分は確立されておらず偽物音楽療法士への規制はできません。日本音楽両氏学会の会員である私は自制を求めました。もし可能であれば猪狩裕史先生とFacebook出でもお話ししたいと思っています。佐藤先生からのコメントもいただければ幸いです。