• Skip to main content
  • Skip to secondary menu
  • Skip to primary sidebar
  • Skip to footer

音楽療法日記|グリーフサポートと終末期ケア|佐藤由美子

グリーフサポートと音楽療法|人生の最期に聴く音楽

  • 日記
  • プロフィール
    • 佐藤由美子
    • メディア掲載
    • 記事・論文
    • 執筆・講演依頼
    • 講演・セミナーの日程
  • よくある質問
    • 音楽療法とは?定義・実践・誤解をわかりやすく解説
    • 音楽療法のエビデンスと研究結果:科学的根拠を探る
    • グリーフとは?原因・症状・対処法をわかりやすく解説
    • 終末期ケアに関する質問
    • アメリカのホスピスとは?
  • ポッドキャスト
  • コンサルテーション
  • お問い合わせ 
  • ENGLISH
Home » その他 » バッファローダンス~死者を生き返らせる歌

バッファローダンス~死者を生き返らせる歌

アメリカバイソン バッファロー

バッファロー(アメリカンバイソン)に遭遇

ネブラスカの真夏の日差しから逃れるため、サウスダコタ州に来ています。昨夕、ウインドケーブ国立公園をドライブしていたところ、バッファロー(アメリカンバイソン)に遭遇しました。バッファローの群れを遠くから見たことはありますが、近くで見たのは初めてです。

車の窓を開けてビデオを撮影していると、突然バッファローが近づいてきました。食べ物をもらえると思ったのか、車内にいた愛犬むつに興味を持ったのかもしれません。むつは最初気づかず、ハエを捕まえようと必死になっていたのですが、バッファローが接近してくるとかなり驚いたようです。

バッファローダンスの神話

昔アメリカには沢山のバッファローが住んでいて、先住民族のネイティブ・アメリカン(アメリカン・インディアン)にとってとても大切な動物でした。彼らにとってバッファローは単なる食糧ではなく、洋服、靴、ティピー(テントのような住居)、道具などを作るのに必要不可欠であり、神聖な動物と考えられていました。そのため、バッファローにちなんだ歌、踊り、神話が沢山あります。

中でも私が好きなのが「バッファローダンス」と呼ばれるブラックフット族の神話です。こんな感じのお話です。

ある年、ブラックフットの人々はバッファローを狩ることができず、困っていました。そこで、ある猟師の娘はバッファローの谷に行き、懇願しました。

「お願いだから谷に降りてきて、人々の食糧になって。そうすれば、その引き換えにバッファローと結婚するわ」

こうして娘はバッファローのお嫁さんになりました。

心配した娘のお父さんは、娘を探してバッファローの谷にやってきます。すると、バッファローたちはダンスを踊り、お父さんを殺してしまいます。娘は嘆き悲しみ、バッファローの夫に言います。

「あなたは私のお父さんを殺したのよ。しかも私は捕虜でしかない」

「僕たちはどうだい? 僕らの子どもや、お父さん、お母さん、妻や夫が殺されているんだ。なのに君は、お父さんのことで泣いている」

バッファローの夫はそう言って、娘に語り続けます。

「でも、もし君がお父さんを生き返らせることができたら、自由にしてあげてもいい」

娘はカササギにお願いして、お父さんの骨の一部を持ってきてもらいます。そして、骨を地面に置き、その上に毛布をかけ、優しく歌を唄いました。その歌は、死者を生き返らせる力のある歌で、お婆さんに教えてもらった歌でした。

しばらく唄った後、毛布の下をのぞくと、お父さんの体がありました。でも、お父さんは呼吸をしていません。死んだときと同じように冷たいままです。娘はさらに静かに歌い続けました。すると、お父さんが息を吹き返したのです。それを見たバッファローの夫は、娘に言いました。

「これから僕たちを殺した後は、必ずこの歌を唄ってくれない? バッファローの踊りを君たちに教えてあげるよ。狩りの前にそのダンスを踊れば、僕たちを狩ることができるようになるさ。そしてその後、この歌を唄ってくれれば、僕たちはまた生き返ることができる」

この神話は、バッファローへの敬意を表す伝説です。人間にとって神聖な動物だけど、殺さなければ生きていけない。その複雑な関係性を、この神話は美しく表現しています。ネイディブアメリカンのスピリチュアリティーからは学ぶことが多いと思います。

そして、彼らにとって歌やダンスは単なる娯楽ではなく、深い意味があることもこの神話からわかります。

〈関連記事〉

ドラムの鼓動ーネイティブ・アメリカンの音楽

  • Facebook で共有 (新しいウィンドウで開きます) Facebook
  • X で共有 (新しいウィンドウで開きます) X
  • 友達にメールでリンクを送信 (新しいウィンドウで開きます) メールアドレス

Reader Interactions

コメントコメントをキャンセル

最初のサイドバー

タイム誌に記事掲載 / TIME MAGAZINE

hate speech Japan

米誌に記事掲載 / Japanese Wikipedia

  • Bluesky
  • メール
  • Facebook
  • Instagram
  • LinkedIn
  • Youtube

Profile

プロフィール 

佐藤由美子(さとう・ゆみこ) バージニア州立ラッドフォード大学大学院音楽科を卒業 … 続きを読む about プロフィール 

MUSIC THERAPY

音楽療法とは?定義・実践・誤解をわかりやすく解説

MUSIC THERAPY RESEARCH

音楽療法のエビデンス

音楽療法のエビデンスと研究結果:科学的根拠を探る

GRIEF

グリーフ 悲嘆の症状

グリーフとは?原因・症状・対処法をわかりやすく解説

人気の投稿

  • 家族への「最期の贈り物」になる3つの言葉
    家族への「最期の贈り物」になる3つの言葉
  • 日本語版ウィキペディアにおける歴史修正主義の拡大と対策 
    日本語版ウィキペディアにおける歴史修正主義の拡大と対策 
  • 新しい年に向けて 
    新しい年に向けて 
  • 許すとはどういうこと?
    許すとはどういうこと?
  • 「すべてのストーリーには二つの側面がある」の意味とは?
    「すべてのストーリーには二つの側面がある」の意味とは?
  • 人は自分の死が近いことを察するのか?
    人は自分の死が近いことを察するのか?
  • ルイ・アームストロングの名曲「この素晴らしき世界」に秘められた想い
    ルイ・アームストロングの名曲「この素晴らしき世界」に秘められた想い
  • 青森朝日放送に行ってきました
    青森朝日放送に行ってきました
  • note更新! 
    note更新! 
  • 音楽療法における心のケアとスピリチュアルケア
    音楽療法における心のケアとスピリチュアルケア

カテゴリー

  • BOOKS (2)
  • グリーフ (24)
  • セラピーのことば (11)
  • その他 (79)
  • ホスピスと緩和ケア (15)
    • アメリカと日本のホスピス (5)
    • 倫理と権利 (8)
  • ポッドキャスト (17)
  • 心のケアとメンタルヘルス (13)
  • 講演・セミナー (52)
  • 障害者 (5)
  • 音楽療法について (101)
    • 戦争と音楽 (12)
    • 終末期ケアの音楽療法 (57)
    • 認知症 (11)

タグ

がん (5) スピリチュアリティー (4) ユング (4) ラスト・ソング (26) 介護 (8) 倫理 (4) 失語症 (6) 子ども (6) 戦争の歌がきこえる (10) 死に逝く人は何を想うのか (14) 自殺 (4) 震災 (5) 音楽の力 (3) 音楽回想法 (7)

ブログ統計情報

  • 501,203 アクセス

Footer

  • HOME
  • BOOK
  • PODCAST
  • BLOG
  • ENGLISH

佐藤由美子の音楽療法日記に掲載の記事・写真の無断転載や無断コピーはご遠慮ください。

©2013–2026, Yumiko Sato. All rights reserved.

 

Copyright © 2026 · Magazine Pro on Genesis Framework · WordPress · ログイン

コメントを読み込み中…