BLISS #7 Interview with Yuki Arai
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なぜ、「自己表現」が〈癒し〉につながるのか?
『生きていく絵――アートが人を〈癒す〉とき』の著者、荒井裕樹さんは自らを「癒す」という営みは、「自己肯定」からはじまる、と語ります。八王子にある精神病院、平川病院にひらかれた“造形教室”は、そこに集う人々が自己表現できる場です。
表現する側が、表現へのエネルギーみたいなものを持っていたとしても 、受け取る側の存在がないと表現できないんですね。
ここは表現をしてもいい場所なんだ、いい空間なんだ、っていうような形で、誰かの表現を受け止めてくれる存在とか 、あるいは表現が出てくるまで待っていてくれる人達。 そういう場の力みたいなものが、平川病院にはあるような気がするんですね 。
ー 荒井裕樹さん
障害者も生きたい
荒井さんの新刊『差別されてる自覚はあるか』は、障害者運動家で脳性まひ者の横田弘さんについての本です。過激な運動家として知られる横田さんの主張は、「障害者も生きたい」という極めてシンプルなものでした。
この本の執筆中に起こった相模原殺傷事件について、「もっと怒っていいと思う」と荒井さん。これは亡き横田さんが残した言葉でもあるのです。
荒井裕樹(あらい・ゆうき)
日本学術振興会特別研究員、東京大学大学院人文社会系研究科付属次世代人文学開発センター特任研究員を経て、現在、二松學舍大学文学部専任講師。専門は障害者文化論・日本近現代文学。著書に『生きていく絵――アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房)、『差別されてる自覚はあるか――横田弘と青い芝の会「行動綱領」』(現代書館)など。Web Astaで『黙らなかった人たち 理不尽な現状を変える言葉』を連載中。
※英語要約はこちら。
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