
先日、横須賀の三輪医院の研修所「しろいにじの家」で文化祭を行いました。患者さんの作品を展示したり、「入棺体験」をしたり、地元のパンや野菜を販売したりしました。




入棺体験は私も初めて聞きましたが、Mortality (死の必然性)について考えるきっかけになるということと、死を身近に感じるという意味で面白い試みでした。
ランチの後、13年間三輪医院の患者さんだった、大沼美智子さんの追悼会と音楽療法の講演をしました。アーティストだった美智子さんの作品を見ながら、旦那さんの成彬さんと一緒に彼女を偲びました。
私が大沼さんと出会ったのは、昨年の暮。実際にお会いしたのは数回だけでしたが、とても印象に残っています。音楽療法のセッション中、私が成彬さんと一緒に唄うと、「つらいときは旦那が歌を唄ってくれるの」と笑顔で言っていた美智子さん。20代で膠原病と診断された彼女は、長年の闘病生活の末、今年の9月に亡くなりました。
追悼会は成彬さんのスピーチではじまり、その後お二人が好きだった歌を唄いました。


患者さんが亡くなった後ご家族と会う機会はあまりないので、このような形で美智子さんの追悼会ができたことに感謝しています。多くの人たちと美智子さんの思い出を共有してくださった成彬さん、本当にありがとうございました。
Facebook Comments
私も友人を誘って参加しましたが、アットホームな良い集まりでした。
音楽療法が普及するためにはやはり公的資格になる必要がありますね。
まだ日本ではこれから認知度が上がっていくことを期待します。
現状ではレベルがまちまちですし。保険適用されるには相当時間がかかりますね。
来年1月には付近の寺の住職がハンセン氏病の講話があるということですので、また参加
したいと思いました。
星さん、先日は横須賀までお越しいただきありがとうございました。 また、いらしてください。しろいにじの家の皆さんも喜ぶと思います。