
先日、宮地楽器小金井店で講演会を行いました。
100名近くの参加者のうち、半数以上がピアノやエレクトーンの先生でした。大半の方が音楽に携わっている人たちでしたので、「音楽の力」についてお話したとき、みなさんの目が輝いていました。
講演会では、音楽療法について体験や実例をふまえてお話しました。
音楽療法を理解するうえで、音楽が自分自身に与えた影響を理解することはとても大切です。なぜあなたは音楽が好きなのか。音楽が娯楽以上のものと感じたことがあるか。音楽が自分の成長過程においてどのような役割を果たしたか。
みなさんも考えてみてください。

講演の後、たくさんの質問が出ました。
「音楽療法でつかう音楽はどのように選ぶのですか?」
「ホスピスで音楽療法のセッションをするとき、他のスタッフが参加することはありますか?」
「病院などで音楽療法を取り入れてもらうためには、どうすればいいでしょうか?」
興味深い質問が多く、みなさんとても熱心に音楽療法について知りたいのだと感じました。

その後のサイン会では、多くの方から『ラスト・ソング』のコメントをいただきました。
本がきっかけで、長年の夢だったピアノを習う決意をした銀行員の男性。
テレサのストーリーを読んだ後、愛犬に「もう逝っていいんだよ」と伝えた女性(その後、ワンちゃんは旅だったそうです)。
お父さんが緩和ケア病棟に入院中、たまたま本を手にとった女性は、最後までお父さんに声をかけ続けたそうです。
読者の方々と実際にお会いするのは、とても貴重な経験でした。お越しくださった皆さん、本当にありがとうございました。また、宮地楽器小金井店のみなさんや司会の渡辺順さんに心から感謝しています。
みなさんとまたお会いできる日を楽しみにしています。

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